水仙の神話
今日3月15日のお花は”ラッパ水仙”なんですって。
水仙の学名は”Narcissus”。 ギリシャ神話のナルキッソスから来ています。
ナルキッソス(英語名ナルシス。以下ナルシス)は水に映った自分に恋をしてしまい
やがて死んでしまうのではなかったかしら???
美しい少年だったんでしょうねぇ~。
”ナルシスト”の語源でもありますからね。
ナルシスの有名な神話がありますね。
ちょっと紹介しましょうね。
森のニンフ(妖精,精霊,下級の女神などをさす)の一人エコー。
彼女は美しい少年ナルシスの恋をします。
ところが,エコーは以前ゼウスのことでヘラの怒りを買い,
自分で言葉を発することが出来ず,
人の言葉をただ繰り返す(エコー)ことしか出来なくなっていました。
(ヘラの監視を逃れさせるために,唄を歌ったりお喋りをしたとも,
また噂話や嘘をいったとも言われているようですね。)
勿論,こだま,木霊,エコーはこれから来ています。
エコーは大好きなナルシスの言葉をただ繰り返す今年が出来ず,
ナルシスはエコーに馬鹿にされていると思い,エコーを嫌うようになります。
エコーは悲しみのあまりに,その姿が見えなくなり
ただその声だけが木霊となって残ったといわれています。
一連の事情を見知った,神に対する侮辱を罰する神ネメシスは,
彼-ナルシスを自分しか愛せないようにしてしまいます。
ある日,ナルシスは湖に写った自分の姿を見て恋をしてしまいます。
そして,その美少年から(実は自分自身)離れることが出来なくなり,
ナルシスはやせ細りやがては死んでしまいます。
ナルシスが死んだその亡骸のところからは
綺麗な水仙が咲いたそうです。
水仙の学名が”Narcissus”なのには
ギリシャ神話のこんな悲しい物語があったのを思い出しました。
何かとてもロマンティックですね。
悲しく美しいメロディーが生まれてきそうです。
バラードでしょうね,やはり…。
JUNKO

